イギリスの医療

イギリスで乳がん検査

イギリスの医療は以前の記事に書いた様に
NHSに加入すれば基本的に無料。

女性は30歳を過ぎたあたりから
色々と女性特有の病気の心配が出て来る。
私も2、3ヶ月前位から胸にあるしこりが
気になっていたので先日病院に行って来た。

まずは登録してあるGPに行き病状を説明。
GPには何も検査機械がないので
そこから近くの専門医を紹介される。

NHSについてはいい噂は全く聞かないので
(待ち時間が長いとか診察が適当とか)
この専門医の予約も相当先なんだろうなと思っていたのだが
なんとあっさり1週間ちょっとで取れた。

そして予約日。
ほとんど待つ事なく専門医(私の場合胸の専門)と話し
その人に必要であろう詳しい検査を指示される。
私はウルトラサウンド(超音波)を受ける事になった。

他にも受ける人がたくさんいたので30分位待たされた。
私は以前にも同じ箇所にしこりがあり
その時は日本で検査したのだが
良性の乳腺症で水分が溜まっていたので針で抜いてもらった。
触り心地がその時と同じ感じだったので
おそらく同様のものだと思われるが
こればかりは検査してみないとなんとも言えないので
超音波検査+細胞検査を行う事に。

医療英語なんてさっぱり分からないから
されるがままって感じだったんだけど
これがもう痛いのなんのって!
多分Core biopsy(コア バイオプシー)っていうやつ。
たいした説明もなく
というか私が理解していなかったのか
あっという間に始まった。

何をするのか不安で気を紛らわそうと
女性医師に話しかけてみたら
「今検査してるから静かにして」とぴしゃり。
怖いから気を紛らわしたかったのに
その静寂がさらに不安を募る。

そして。。。

ブスっと刺された針が痛くて痛くて
しかもしこりめがけてグリグリ。
その後は「バーン」とものすごい音と衝撃がして
その音と痛みにびっくりして
痛みにめっぽう弱い私は目をつぶり歯を食いしばっていたら
アシスタントの女の子が「大丈夫?」って優しく腕をさすってくれた。

大丈夫じゃないけど
大丈夫じゃないなんて言えるわけもなく
「早く終われ〜」って思いながら
その「バーン」を必死で4、5回耐えた。

今思えば
針をさしてグリグリ→しこり部分を特定
バーン→細胞採取 をしていたのだろう。
見る余裕もなかったけど見なくて良かった〜。

時間にして10分位。
検査が終わった後さらに止血のため患部を圧迫する事10分。
でっかい絆創膏を貼られ
24時間は剥がさずなるべく濡らさない様にと指示され終了。
家に帰って見たらかなり血がにじんでいてビックリ。
翌日はがすと1〜2ミリの小さい傷になっていた。
検査後1週間位はずっと痛くて
寝返りも打てないし重いものも持てないし
手を挙げるのも辛かったなぁ。

検査結果は約10日後。
きっと大丈夫と思っていても
考えるのはこの事ばかり。
検査結果を待っている時ってホント嫌!
ついネットで調べちゃったりしたら
悪い事ばかり書いてあるし。
見るもんじゃないね。

そんなわけで今はモヤモヤ結果待ち。
やはり日本みたいにすぐに専門医に行ける訳ではないし
予約なども面倒で時間はかかるが
それでもこのNHSという医療制度。
私は思っていたよりもずっとスムーズだったし
この一連が全て無料だと考えると素晴らしいと思う。

 

 

 

 

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