アデレード, オーストラリアの医療, 腰痛

救急病院へ行く その②

前回の続き。

旦那の運転で
午後9時45分頃病院に到着。
プライベートと言えど週末の夜だし
多少の待ち時間は覚悟していたが
10分もしないうちに呼ばれた。

ナースに一番隅の部屋に誘導され
ガウンに着替えさせられ
血圧計と酸素を計る器具を付けられ
何があったか経過や症状を話す。
「今日は何日ですか?」とか
「あなたは今どこにいますか?」とか
「どうやってここに来ましたか?」とか
「ああ!これテレビで見たことある!」
っていうような質問をいくつかされ
私はその日が何日なのかなかなか答えられず
(意識がどうこうとかいうのではなく
ただ単に日にちの感覚がないだけなのだが)
何度も何度もナースに聞かれた。
「10段階でどのくらいの頭痛か?」
と聞かれ「7」と答えた。

ナースは50代くらいのおばさんだったが
忙しいからか愛想はなく淡々としていて
ちょっと怖かった。
「気持ち悪くて吐いてしまって
何も飲めないし食べられなかった」と言うと
「WHY??」と聞かれたが
Whyも何も
気持ち悪いからだって言ってるじゃん!
と心の中で叫び小さな声で
「ただそんな気分じゃなかった」と伝えた。

小さな箱の様なスペースは
入口はカーテンで
横は壁で仕切られており
とても清潔だった。
そしてテレビで見た様なざわつきはなく
とても静かだった。
ただベッドはとても小さく
寝返りを打つのも辛くて
大きいオージーは大変だろうなと思った。

しばらくすると女性医師がやって来た。
先程のナースとは違って
とても優しい感じで
拙い私の英語を一所懸命聞いてくれた。
飲んでいた薬や
以前撮ったMRIやその結果など
全て持参していたので話は早かった。
もうすぐ腰の専門医に会うことも伝えた。

そしてここ数ヶ月
腰の痛みで色々な鎮痛薬を
ミックスして飲み続けていたことを伝えると
肝臓にも何か異常がないか
すぐに血液検査をしてくれた。
嘔吐により脱水症状を起こしていた
私の体に点滴を打ち
1000mlもの液体が入れられた。
吐き気を沈め頭痛を抑える点滴らしい。

点滴を打つと体が寒くなるかもと
ナースが言っていたが
本当に寒くて寒くて
ブランケットを余分にかけてもらっても
まだ寒くて歯をガチガチ言わせて
震えていた。
点滴の影響で意識が朦朧とし
眠りたいのだが何故か体が変に反応し
特に足先がピクピク動き
そのせいで全く眠れない。
病院に来たのに症状が悪化してる気が
その時はした。

点滴が終わるまで1時間くらいかな?
ナースに「頭痛は10段階でいくつ?」
と再び聞かれたが
それほど良くなっておらず「6」と答えた。

点滴が終わり一気に1000mlもの液体が
体に入りトイレに行きたくなった。
意識が朦朧としていて足元もフラフラで
ナースと旦那に両脇を支えられトイレに行く。
その後何度かトイレとベッドを行き来する。
ナースが何か薬を持って来た。
多分頭痛に効くアスピリン。
腰が痛いからベッドから起き上がるのも辛いが
ナースは全然手伝ってくれなかった。

その③へ続く。

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