オーストラリアの医療, 腰痛

スペシャリストとの診療

今日は待ちに待った
スペシャリスト(専門医)との
診療の日だった。

20年以上辛い思いをしてきた
腰痛人生に何かしら希望が持てることを
祈って。。。

行ったのはパブリック(公立)の
Royal Adelaide Hospital。
ここの脊髄専門機関。
絶対に予約時間に遅れちゃいけないと
かなり早く家を出て
予約の1時間近く前に着いてしまったが
おかげでゆっくりコーヒーを飲み
心を落ち着かすことが出来た。
旦那も休みを取り
一緒に来てくれたので心強い。

予約時間15分前に受付を済ませ
待合室に行くも
人の多さにびっくり!
私はメディケアを持っていないので
今までプライベート(私立)の病院しか
行ったことがなく
パブリックは今回が初めてだったのだが
老若男女で溢れかえっていた。

何人かの医師がいるが
それぞれの患者に診療時間を設けていないため
予約時間から1時間経って
やっと名前が呼ばれた。

おそらくオージーの男性医師。
問診や直診をしていざ本題へ。

とてもいい医師で痛みだけでなく
私の精神的な落ち込みも理解してくれ
とても親身に話を聞いてくれた。
持参したMRIを自分だけでなく
他の医師にも見せ協議してくれた。

今まで出来る治療は全てやってきたと
私は思っていたので
やるやらないは別として今回は
「手術」について
詳しく話を聞きたかったのだが
医師からの言葉は
「今の状態での手術は勧めない」とのこと。

20年以上もの痛みがあるにも関わらず
たまに足に痺れがあるにも関わらず
私の腰の状態はまだ手術に値しないらしい。
そして手術のリスクも聞いた。
私の場合は結構大きな手術になるらしく
おなか側からメスを入れるらしい。
そして手術後もしばらくは
普段通りの生活は出来ず制限される。
また回復するまでにも時間がかかる。
そして何よりショックだったのは
「たとえ手術に踏み切ったとしても
治るとは言い切れない」
と言われたことだ。

単純な手術を想像していて
手術をすれば今よりは良くなるだろうと
期待していたので
この言葉はかなりショックで
思わず涙ぐんでしまった。

じゃあ他に何が出来るかと言えば
医師が言うには
「今やっているピラティスをもっと
ハードに頑張ってとにかく筋力をつける」
ことだそうだ。
半年頑張ってそれでも改善がなければ
その時に手術を考えましょうとのこと。

はっきり言ってショックだった。
今まで出来ることは全てしてきたつもりだ。
すごくすごく頑張ってきたのに
これ以上何も頑張ればいいのか?
痛みに耐えながらも尚まだ
今の生活を続けなければいけないのか?

せめて何か新しい選択肢をもらえるなら
納得できたけれど
今やっているピラティスを更に強化しろとは。

医師はとてもいい人だし
1時間も私の話を聞き続けてくれ
全ての質問にも答えてくれたけど
期待していた治療法はもらえず
とてもとてもがっかりしてしまった。

もちろん手術について
知らなかったリスクを聞くこともできたし
はっきりと治るかどうかわからないとも
言ってもらえたことは良かった。
そんな簡単に決められることではないし
考えることもたくさんあるが
今のところの選択肢に
手術がないと言うことには絶望した。

 

今日は私が期待していた治療法は
残念ながら聞けなかったが再来週には
次はプライベート(私立)病院での
スペシャリストとの予約が入っている。
次の医師にも同じことを言われれば
それに従わざるを得ないかもしれないが
もしかしたら何か
新しい治療法を提案してくれるかもしれない。

ラッキーなことにいいタイミングで
同じ月にセカンドオピニオンまで聞けるので
それまでは落ち込みすぎず
また期待を持ち直して
次の予約まで待つことにしよう。

とりあえず今日は
疲れた。。。

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