オーストラリアの医療

婦人科検診1

約3年前に日本で婦人科検診を受けた時
子宮筋腫があることと
子宮内膜症のチョコレートのうほうと診断された。
婦人科の知識はあまりなかったので
それが何か良く分からず
医師に様々なリスクを教えられた。
一番ショックだったのは
当時はまた未婚だったのに
「子供は出来づらいかもしれないから早く作りなさい」
と言われたことだ。
「結婚もしていないのに出来ません」と答えると
「じゃあこれを理由に結婚したらいいじゃないか」
と言われた。
男性の院長先生だったが
私はこの言葉がショックでショックで
二度と忘れることは出来ない。
医師とはいえ
やはり女性の繊細な気持ちは分からないのだろうか?
こんなこと簡単に彼氏に相談出来ることではない。
まして
「子供が出来づらいから早く結婚してほしい」
なんて言える訳がない。
その後私は今の彼と結婚して渡豪し
特に治療法がないこの病気とうまく付き合って行くことにした。
そしてそれから数ヶ月後の一時帰国の際の検診の時
筋腫は変わりなかったが
のうほうが成長し右の卵巣が5センチ以上になってしまっていた。
日本では5センチが目安のようで
それを超すと手術してのうほう部分を取り除くらしい。
悪化すると卵巣まで取り除かなくてはいけなくなる。
そして私は手術を勧められた。
しかしその数ヶ月後には
オーストラリアでの結婚式が控えていたので
とりあえずこの時は手術はせずに
結婚式が済んだら考えるということになった。
日本でかかった2つの病院で手術を勧められたので
その結果を疑う訳ではないが
でもやはり何か他に方法があるのではないかと
当時住んでいたバイロンベイから
車で2時間半かけて日本語の通じる
ゴールドコーストの女医を訪ねた。
超音波などの検査をしてこの女医の提案は
確かに卵巣は大きくなってしまっているが
まずはピルを試しましょうとなった。
この国では
まず様々な治療法を試し
それでもダメならその時は最後に手術という
体にメスを入れるのは最終手段という考えらしい。
ピルなんて日本では誰も提案してくれなかったので
服用するのはちょっと怖い気がしたが
この国ではありふれたことらしく
逆に日本ではあまり認可されていないことに驚いていた。
そういうわけで
私は約4ヶ月このピルで生理を止め
その後シドニーに引っ越し
婦人科のスペシャリストに診てもらうことにした。
この話ちょっと長いので
続きはパート2で。

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